談話室E「お泊り談義」

Q.1 貴方のお泊り・ホテル・旅館の体験談をお教えてください。
春と秋、金木犀は二度黄金色になり蠱惑の香りを強く漂わせます。
私は春、あの催淫の香りのなかで女になりましたからあの芳香は特別なものになっています。
N響コンサートに誘われていた日、元気のない声で風邪を引いたの連絡、
その足で様子を見に伺ったら青菜に塩の様子。
無精ひげによれたパジャマ、顔色も良くない、移したらいけないの言葉を無視して上がり込んで熱を計ったら38度、これはいけないねと寝かせて何も食べてないというから冷蔵庫をかき回してソーメンがあったから温麺にして梅干をたたいて梅味にしてやりました。
その後病院に付き添ってやったら普通の風邪ということで一安心。
後から思えば演技半分で甘えられてその日は付きっきり。
薬が効いて熱は引いたけれどひと眠りさせて随分元気になったけれど冷蔵庫はほとんど空で有るのは即席麺とかばかり。
とりあえず着替えさせて、その時強引にパンツまで替えさせてちらりと見てしまったお道具にびっくり、ダランと萎えてるけど大きいの。
血が騒いじゃった。
換気に窓を開けたらドッと流れ込んできたのが庭の金木犀の香り。
かなりの巨木でそこそこの庭だけど一番の存在感、匂いだけじゃなく辺りを黄金色に染めてました。
汗くさいよれたパジャマと下着を替えさせたら気持ちよくなったのか薬が効いたのか大人しく眠った様子。
洗濯機を回して買い物、とりあえずは消化が良くて温かいもの、具無しの卵を落とした鍋焼きかなと後は少し精のつくもと見つくろって最後に二階で新しいパジャマを買いました。
帰ったらまだ眠っていたから音を立てないように台所を綺麗にして
風呂掃除までしてしまいました。
そうこうしてたら起きてきて、随分顔色も良くなっているようだからお茶に梅干をいれて渡しました。
煎餅を摘みながらお茶、もう大丈夫かなという様子。
洗濯物を取り込んで畳んでいるのをテレビを見ながら横眼でチラチラ見てる、部屋が綺麗になってるのに落ち着かない様子、窓を閉めたけれどあたり一面が金木犀でその濃厚な匂いが染みついたようでした。
夕食は卵と少々の青菜の鍋焼きで少し不満そう、お酒も飲みたいと言い出してまだ駄目を聞かずに少し飲んだけれど美味しくないのでしょう、元気に飲んだのは私でした。
もう一度、全身着替えさせてパジャマは新品、勿論パンツまで、大人しく脱がされてくれたからお道具もバッチリ見学、やっぱりご立派。
それでその日は帰って、翌朝再訪。
すっかり元気になっていましたが、鼻水と咳が残っていて塵箱はティッシュの山、かみ過ぎの鼻の下に軟膏を塗ってやりました。
昼間の暖かいうちにさっぱりしたらと風呂を沸かしてやって洗濯するから全部脱いでと言ったらモジモジ、今更何を恥ずかしがってるのと序に枕カバーとかも外してきたらもうシャワー全開にしてました。
湯上りほっとした様子で暑いというから窓を開けたらまた金木犀がドッと闖入、凄い香りだねぇ、この匂いでクラクラするよ。
絶好の天気なので布団を干してしまい、ついでにベッド周りの掃除をしたらベッドの下に数冊の雑誌、なんだと手に取ったらなんとなんとNH雑誌、一目でわかった。
そっともとに戻して知らぬ顔。
その後咳止めの龍角散飴を買いに行ってお酒も買って帰ったら妙に大人しくなっていて、すぐ普段にもどったけれど。
後から告ったけれど私が寝室掃除を始めて焦ってたみたい、私が買い物に出て大切なお宝本見られたのがわかったみたい、それはそうですね、周囲が綺麗になって並べ直されていたのだもの。
夕食は肉少なめのすき焼き、生卵二つ、お酒はお代わり自由、結構飲んでた、酔ったふりして手を握る。
でも我慢した、咳をしながら飲んでいるのだもの、だからその日はそこまで、ちゃちゃっと片付けを済ませて帰宅しました。
翌々週、改めてお誘い、チケットを手に入れたと元気な声、チケットなんてその日窓口で買えるのだけど。
で、当日、
チケットはS席だった、気張っていました。
音楽に酔ってご帰還、当然のように金木犀の香る家。
金木犀はもう終わりに近く最後の芳香を漂わせていて、その豊潤で粘りつくような催淫の匂いに包まれて私の中は彼のものでギリギリに押し広げられていて金木犀よりも濃厚で粘りつくものを注ぎ込まれようとしていました。
ベッドの脇にはこの日の為の純白のショーツが丸まって落ちており同様白の真新しいキャミソールは胸を露わに摺り上げられていて散々に吸われ揉まれた乳首は乳輪から腫れ上がるように突き出していて、唇の紅は剥がれ落ちていました。
金木犀の香りに酔い、コンサートの音に酔い、そして男に酔う。
金木犀の老木は私の大切な宝物になりました。




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