爺さんの男色のめぐり逢い

Q.1 貴方の男色への切っ掛けをお教えてください。
男同士の性愛を含めた交わりを色に例える言葉は美しいですね。
思春期にそれの意味することもわからないままときめきました。
幼くして同性に憧れめいたときめきがあってそれが行為にまで発展していく根っからの同性嗜好者もいれば男との行為に触れて目覚めてしまった者もいていろいろ、この世界はまさに色いろいろです。
私は後者ですが最初の方が忘れがたくそれを引きづってこの世界にドップリと身を委ねてしまいました。
初めて目の当たりにした大人の股間のもの、普段見慣れていたはずのものですが猛々しくそそり立ったそれは初めてみるもの、殊更に大きく醜塊ではありましたが目が釘付けになりおずおずと手を伸ばすと先駆けの汁がたらたらと指を伝いその巨魁の熱さにも驚きました。
促されて咥えますと口一杯に柔かな滑りと臭気、塩味は汗と小水をおもわせていっぱいに広げなければ呼吸も苦しく喉を突かれた嗚咽に涙と涎を流していました。
脂の乗った壮年の体は厚く貧弱な少年の体はその肉塊に圧し潰されて太い指に遊ばれたものはあっという間に真っ白な精を飛ばしてしまいその恥ずかしさにオヤジの言うままされるままひたすらしがみついているだけでした。
いつしかオヤジのものを見に受けることを知ってしまいそれが常套の行為になって腕の中で甘えることも覚え後始末に浴衣の袷を掻き寄せ絞ったタオルを使う時かがんだ拍子に逆流したものが内腿を伝い慌てて自分の股間も拭いていた、そんな時代がありました。
パワハラだのセクハラだのそんな面倒な時代じゃなかったから例え男であっても男に抱かれた男は男に仕える男になるのは当然で否応なんてなかったしそれに疑問もなかった。
男色とは男と男の色子のこと、男の色子になったならば色子としての勤め振舞いはまるで男のものになった女子(おなご)そのものでした。
事実、言葉使いや仕草振舞いはあたかもおなごのように、時には化粧までして男の歓心を惹く、男におなごにように従う男でした。
時代は変われど刷り込まれた心根は変わらずです。
抱かれた男に接する心は変わらず、応えてはあげれねども注ぎ込まれた子種に孕まされるおなごのように男の身の回りに心を配る、それに何とも言えぬ充足感があって男の腕の中でおなごの如くに振る舞える。
男色とは男と男の色子のことであるけれども男の好きな色に染められた男の色であるとも読めます。
でも自分で自分の色を確かめれない、果たして何色に染められてしまったのだろう、

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