談話室B「男色のめぐり逢い」

Q.1 貴方の男色への切っ掛けをお教えてください。
夏に生まれたから夏生、安直な名付けでどんな親なんだと思ってしまいます、だから嫌いでした。
今は「おい」「なつ」、ご機嫌な時とお誘いの時は「なっちゃん」
「はーい」と明るく返事をかえしています。
無口だけど怒った顔を見たことが無い、不愛想なのでは無くて愛想が下手なだけ、わかればこんな楽な人はいない。
告ったのは私の方から、放っておいたら絶対言ってはくれないと思ったから行動にでました。
彼に渡してくれと頼まれた物があってお届けに行きました。
お礼のあとお茶でも飲んでいってくれ、喜んで上がり込んだら炬燵で寒い日だったからそれだけでご馳走、熱いココアを作ってくれて暫し談笑、と言って喋っているのは一方的に私、ニコニコと聞き役。
喋りながら手が触れたら暖か〜い、炬燵にココアに暖かい手。
うっとり触れたままにしていて避けないから手の下に手を潜り込ませました。
そのまま握っていてくれる、会話は中断、無言の時、鼓動が秒針になった気がしました。
身体を寄せて肩に頭を乗せる、こちらを向いてくれて目を閉じた。


[Back]