談話室B「男色のめぐり逢い」

Q.1 貴方の男色への切っ掛けをお教えてください。
めぐり合えばおしゃべりしてたのに♪、ある日突然のあの曲がかけめぐります。
トワエモアというデュエットがあって白鳥恵美子の透き通るような美しい声が耳に残っています。
ある日突然はほんとうに突然来ました。
最初から様子がおかしかったのですがあまりしゃべらない、答えても短い言葉だけ、黙ったまま珈琲を飲み干すと行こうという。
どこへ?を噛み殺して駅前の商店街を抜けて歩き続けた。
歩いたことの無い道、黙々と歩かれて黙ってついていった。
ここだよ、何が?
ここが俺の家。
農家、庭が広くて作業小屋があって大きな家があって古いけれど一目で農家とわかる。
農家はもうしてない、何枚か貸している田と畑はあるけれど俺はもうしてない、お袋が死んで雑草畑はあるけど俺はしてない。
天井が高いから部屋は冷っと寒い、こっちで生活してる。
少し手の入った部屋は八畳くらい隣が台所、これで片づけたのだろうけれど凄い部屋、寝室はあっちと顎をしゃくった。
口説きも何もない、無言のまま抱き寄せられて口を吸われた。
ある日突然♪のメロディーが駆け巡ったのはその時。
部屋の真ん中に大きな炬燵、その脇に倒れ込んだ。
一息ついて、なにか作ってくれよ、腹が減った。
食事はその大きな炬燵でした。
食材は冷蔵庫にたくさんあったので数品つくれた。
食事前に風呂を勧められた、言葉に甘えて入ると大きなシステムバスで広い化粧室、但し洗濯物が洗濯機に押し込まれており入りきらないものがはみ出していた。
湯を使いだしたらガラリ、俺も入るよ。
これを着ろよ、置いてあったのは新しいパジャマと下着。
どうみても男物じゃない、下着はあからさまに女性物。
湯上りもあるけれど炬燵は暖か過ぎるくらい、火を入れ直したものを並べると嬉しそうに、旨そうだともみ手をしてくれた。
食事を終えて片付けを始めると後ろに立たれた。
手を回され私のものが反応しているのを確かめられてパジャマの中に手を侵入させてきた。
ショーツは足元に落ちてしまい私は首を捻じ曲げて唇を受けていた。
もうちょっと待って、もうちょっとで終わるから。
彼は私の中で放出した。
私はそれを受けて固さの癒えないものを咥え込んだまま喘がされていた。
私をいかせて私に体を密着させて、やっとこうなれた、独り言のように呟いて唇を求めてきた。
彼のものは萎えて抜け落ちていた。
ある日突然♪
いまだに口説きとか何もない、ある日突然の曲が始まり私はそのままメロディーのままにこういうことになりました。
彼は亭主関白です、関白というより口下手、大事なことに照れていてぶっきら棒に事を推し進めたようです。
まぁそれも笑い話、今は部屋も片付いて、裏の畑には春野菜が何種類も目を出しています。


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