| Q.1 貴方の男色への切っ掛けをお教えてください。 |
| 縁は異なもの奇なもの不思議なもの、男色というマイノリティの世界にいると男女社会でまだまだ異質な目で見られてしまうのが現実ですから出会いめぐり逢いは簡単なものではなくて、まして移ろい易い男心に家庭という重しがあれば所詮性欲の捌け口にされてしまうのが現実です。 ご多分に漏れず親子年齢差のオヤジに女にされてつかの間の性の宴に惑わされて挙句は捨てられ傷つき悔いの涙にくれていました。 そんな頃、去年の夏の狂ったような暑い日、市の会報を回覧しに伺ったところ、出てこられたのが小柄ですが白髪の優し気な方、オヤジ年齢には少し上かなという感じ。 汗ばんだ様子にご苦労様と冷たいものでも飲んでいけよの言葉。 会話が面白くてつい長い、それからご近所のお付き合いになってお宅に上がり込むことも屡々、お酒の相手をさせられ冷蔵庫のあまり物で肴をちょこちょこ作れば喜んでくれるしで呼び出しを頂くようになって、なにしろ猛暑の日々、いつものように肴を工夫している間に汗を流してくるわと風呂場へ。 バスタオル1枚の彼と冷たい缶ビールをプシュッ、彼はソファで私は床座り。 目を上げたら大股開きの奥に大きなものがだらり、小柄な体躯に不釣り合いな代物、ドキッとしてしまいました。 くつろぐにつれバスタオルは飾り同然、隠すものを隠していない。 おまけに何やら形が変わってきているような、見せつけて膨らんできている様子、いつもの穏やかなニコニコ顔は変わっていない。 お酒には強くないのが少し飲んでしまった。 いきなり男に興味はないのか、散々女っ気のないことを揶揄われていたからそっちを勘ぐられていたようで、あんたは男に好かれそうな雰囲気があるからなぁ、男にしておくのはもったいないな。 その日はそこまで。 9月になって虫の声が聞こえ始めていて私は彼のものを突き込まれて啼いていました。 男に懲りたはずの体に汗を浮かべ彼の腰の動きに喘ぎ鳴いていました。 爺ちゃんは穏やかで優しい、ギラギラと性欲を滲ませて迫ってきたオヤジと違いふんわりと包み込むように私を抱いてくれる。 慈しむように体を探り唇を這わす。 延々と楽しまれて私の方が耐えきれずに入れてと嘆願してしまう。 男と男の性の宴に変わらぬものの性欲の捌け口にされていたのとは全然違う。 だから私は乱れてしまう、普段に似合わぬ露骨な囁きに高ぶらされて私も淫らに腰をふってしまう。 やはりおまえさんは女だな、そう言われたのは冬の気配が漂い始めた頃、ぉ爺ちゃんの精液に塗れて私は眠っていた。 キャンドルの灯りで食事をしてワインで頬を染めて布団を敷いた。 寒くはなかったけれど深夜の初詣は初めて、除夜の鐘も終わり深と静まった氏神様の参道には幾人もの人影。 屠蘇を飲んで手作りの雑煮を振舞ってお酒の相手。 私に目をつけた頃の話をされた、聞けばしっかり見られていた、その目でみて確かめられていた、蜘蛛の巣だったのですねここは。 そして春、明日にも桜が咲く気配。 |