談話室B「男色のめぐり逢い」

Q.1 貴方の男色への切っ掛けをお教えてください。
若い頃から下着女装に耽り自慰ばかりしていた私。
10代の頃は満員電車の中で痴漢されたり、声掛け(ナンパ?)されたり。
ただドキドキして、そしていつのまにか前を濡らしていました。
やがて20代で自慰しながら乳首がすごく感じることを知り、
乳首への愛撫だけで感極まって精液がドロドロと流れ出てくる時の快感に溺れてゆきました。
ランジェリー姿の自分に陶酔・興奮しつつそんな自慰ばかり繰り返すうちに、
乳首だけで頭が痺れ、Pには触れず射精も不要で満足するように。
でも、想像・妄想は色々膨らむものの根は臆病で、普段はまじめな常識人生活。
たまに変態別人格が現れ、映画館で痴漢されたり、メンズマッサージのサービス受けてみたり...で満足していたつもりでした。

そんな中、40歳の時、仕事で何度かお会いしていた61歳の男性に夕食のお誘いを受けることに。
既に何度も話しをしていた方からの丁寧なお誘いだったし、常識人な私が特に考えることもなくOKしたのですが、
今思い返せば、そのとき、もう一つの別人格の私は何かを予感していたのかも...
それまでも、彼との視線がふと交錯したり、彼の深い瞳が私の目の奥をちょっとだけ長く見つめてきたり...があったような?
ビジネスの話、海外出張での話など伺いながらの美味しいお食事とお酒、私はとても楽しい時を過ごしていたのですが、
彼はその間も私を観察しつつ、確信を深めていたようです。
やがて、いつのまにか核心に迫られ...かっと顔が火照りしどろもどろになりながらも、彼の信頼できる包容力を感じて、
実は男性にも興味があり...抱かれる想像をしながらも奥手で...と正直に告白始めていました。
その後、関西から出張で来られていた彼の宿泊ホテルに移動。
宿泊者用ラウンジのソファーに並んで腰をおろしさらにお話:聞き上手・引き出し上手な彼の前で私の性癖はみるみる丸裸に。
時折彼の手が私の肩や腰や内腿にタッチ...私は既にショーツをぐっしょり濡らしていました。
そしてその後、彼の部屋で私は彼に抱かれ、目くるめく夜を過ごしたのでした。

その後、彼とのお付き合いは10年に渡って続きました。
彼が東京出張で宿泊する際、あるいは私が関西出張で宿泊する際に秘密の逢瀬を重ね、
私は彼に女として抱かれ愛されみるみる開花。
自分がこんな風に底なしに感じてしまって、我を失って乱れて何度も逝ってしまうとは...予想もしませんでした。
女性も同じなんでしょうが、うぶだった私みたいな男でも、
男性に愛され開発されることで雌男子として開花するんだな...と実感。
2年前コロナ禍の中、お別れすることになってしまいましたが、今では全てに感謝です。

とはいえ、男愛人としての10年間の日々で開花してしまった私の雌性は、もはや一生消せそうにもありません。
体も疼いてしまうし...その後年甲斐もなく年上男性との出逢いを探してしまうことに。
今年に入り、チャットで知り合い、その後メールやり取りして温めてきた65歳の彼との仲。
再び感じる胸のときめき。信頼できる方だし相性も合いそうな予感...
お会いして抱かれて、やっぱり印象は間違っていなかったみたい。
男性に女として尽す悦び、男性に身も心も委ねて愛される悦びを再び味わいました。
まだ数回しかお会いできていませんが、愛し愛されてゆければ...と思うこの頃。

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