Q.1 貴方の男色への切っ掛けをお教えてください。 |
彼に抱かれた翌朝、炊き立てのご飯をよそう私をじっと見ていた彼が言ったのは「君は本当に女なんだね」の言葉。 えっと聞き返した私に「昨日の君より今朝の君の方が艶やかで女を滲ませている」と意味不明の言葉。 食事が済んでお茶を淹れての会話、好意は持っていたしこんな風になりたかったけれど想像していたよりももっと彼が近くて親しみなんかじゃないそれよりずっと深くて心が落ち着く感じ、親兄弟よりも近しい人になっている。 昨夜は少し辛い思いをさせてしまったけれど君を僕のものにするには通らなけばいけないことだから、でも今朝の君は可愛いよ、こんな気持ちにしてくれて嬉しいと思っているよ、そんな会話。 身体で繋がれてしまうとこんな会話が自然にできる。 私は男だけれど彼に求められたら女になれる、女にされて女の身体になって女と同じように抱かれた。 私の中には彼のものが溢れていて私はそれに感動している。 唇を吸われて背筋に快感が走った。 貧弱な薄い胸を吸われ脇腹の指がお尻にまわした彼は男になっていた、導かれおずおずと握らされた男は固くて指と指が届かなかくて 温かかった。 ずいぶん時間はかかりましたが私は女の身体になってしまいようやく目を開けれた時心配そうに見つめる視線と微笑んでみせたことに安心したような笑顔、そして窮屈な姿勢で重ねられた唇。 荒い息と重い体、折り曲げた身体を伸ばすと抱え込むように体を起され上に乗せられました。 身体はつながったまま、深々と根元まで入っていて腰を突き上げながら扱かれてあっけなく、まだ大きさを失っていないものにいっぱいいっぱいに襞を押し広げられていることに加えての刺激、こらえ切れずに飛び散らせてしまいました。 穏やかに笑顔を浮かべている彼の顔は素敵です。 綺麗に櫛の目をいれは白髪、少し伸びた無精髭、長い指先が昨夜したことを思い出してしまいます。 恥じらいはあるけれど彼の目を見れます、微笑みも浮かびます。 お互いに好意を感じながら他人だった時と違います。 味わったことの無い安らぎ感、穏やかでゆったりと過ぎる時間、こんなに溶きほぐれた気持で過ごしたことが無い、直ぐそばに温かい体があっていつでも触れることができる、手をのばして手に手を重ねる、握り返してくれる強い力、ソファに誘い唇を求める、舌先を吸われ倒れ込むと指先が乳首を弄る、乳房が欲しいと思う。 私たちを男色者という、対義語が女色、そう教えてくれた。 私は女色なんて知らない、女色を知る前に男に抱かれた。 男は私を女にして男の身体に女陰のあることを教え男の望むままに女の身体にしてしまった。 父親以上に年齢差のある彼は容易に放ってくれない。 その分、出さなければ勃つといって繰り返し私を犯す。 犯される度に私は女に目覚め、男の精に充たされて自分の中に女を育ててしまう。 |