爺さんの男色のめぐり逢い

Q.1 貴方の男色への切っ掛けをお教えてください。
契りという感覚が好きです。
誓いとか縛られる感覚ではなくて想いを込めてという感覚かな。
男色というのは性を粋な遊びとして或いは色を楽しむというか色事を教え込むという感じがあって主従のような関係を思ってしまいます。
かっては陰間遊びという稚児を相手にした遊郭遊びもあったとか。
衆道という言葉を教えられてその言葉の方が響きました。
いずれにせよ年齢差の大きい関係で男どころか異性も知らない年齢で男同士の性を知ってしまった私はひたすら彼を慕うことしかできなかったし溺れてしまいました。
あれから二十年を越しての月日、四十を越して未だに道に迷い続けています。
男も走馬灯のように変わりそれぞれの色に染まり染められようやく男色の色の道がさまざまにあって行く道来る道迷い道と歩んでいます。
今、四十代の半ばを前にして何を目指して歩いてきたのかということ。
彼は五十代の後半、還暦を前にしてこれからの人生を考え始めています。
その人生の中に私を組み込んでいていることに気づかされました。
妙にあらたまって仰々しい仕草で高価なメープルネッイウレスを二組。
照れながらプロポーズだと言いました。
男色は色の道だそうです。
私の道がひとつに重なりひとつ色に変ります。

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