ふたりは極度の興奮に震えていた。
昌造は、蜜壺に潜り込みたくてドクンドクンと打ち震える欲棒を掴み、尻の中心部に当てがいながら、ゆっくりと腰を下ろしていった。
張り詰めた亀頭が少しずつ呑み込まれていく。それにつれ、小柄な身体の一部が極限まで押し開かれていく。
少しでも挿入軸がずれると、狭い裏道が行く手をはばんだ。
昌造は必死の思いで、太い性器を呑み込もうと、何度も結合を試みた。
あと5、6ミリで亀頭冠が通過しようとしたところで、昌造の腰の動きがピタリと止まり、「ははあーっ」と呻いた。
悲痛な呻き声だった。
――情けなかった。求める気持ちは強いのに、どうしても納めきれないのだ。
それでも諦める気持ちはさらさら無い。絶対に受け入れる――。
昌造は両手を添え、必死の思いで尻を左右に開いて、強引に入れようとした。
一方、寝そべって受け身でいる和義は、迷っていた。
ここで傷つけることを恐れて退くのも愛なら、苦痛の先にある歓びを与えるのも愛である。和義は意を固めた。
両足を踏ん張りながら、腰全体をぐいっと上に突きあげた。
亀頭冠が、ずるりと音でもたてそうな勢いで、括約筋を通過した――。
「ひっ!」
急激に襲った苦痛に、昌造は顎をのけ反らせた。それでも巨大な頭部をすっぽりと納めた実感があった。
そのままじっとしていると、侵入物を拒んでいた環状筋がじょじょに弛んできて、じんわりと包容力を広げてきた。
それからの結合はスムーズに行われた。
すっかり根元まで埋まったとき、昌造は肩を揺すってすすり泣いた。
圧倒的な感動だった。ついに男の大きさを受け入れたのだ。
苦痛のトンネルを潜り抜けた先にある悦楽――小刻みに尻を蠢かせながら、昌造はその悦びを素直に表現した。
痛いほどの締まり具合だった――。
仰向けに寝た和義は、長年慣れ親しんだ女陰とは違う感触に、新鮮な感動を覚えていた。
下から見ると、昌造が顔を歪めながらも、腰を微妙にうねらせている。
苦痛と同居する快楽――それを追い求めているようにも見える。
その仕種が可愛くて、和義は深く結合したまま、肛門に力を入れて、陰茎をひくひくさせた。
途端、昌造が敏感に反応した。
「ああっ――動いてる――」
侵入物を押し包んだ腸壁が、ククッと引き締まる。
その反応を見て、和義の身内から、男の荒ぶる気持ちが湧きあがってきた。
和義は結合したまま、上体を起こして体勢を入れ換えた。
男同士の交合は初めてだが、性交の基本は女を相手にしているときと同じだ。
慎重な動きで昌造の体を海老折りにし、上から正常位で抱いた形になった。
そのまま小刻みに抽送しだした。
家主の肉壺が潤み、動きがなめらかになってくる。それに合わせ、動きに変化を付けた。ゆったりとした動きで大きく抜き差ししていたと思うと、今度は小刻みにクチュクチュと愛撫するように――。
「ああっ――いい――いい――」
昌造が夢うつつに、善がり声をあげだした。
その反応を見て、和義は不思議な思いがした。自分の身体の下で、熟年男が女のように悶えて悦んでいるのだ。
相手が可愛いと思えばそのまま射精できそうだった。和義の玉袋には、溢れるほどの精液が蓄えられていた。
今度は、昌造を横向きにした。身体を丸めて尻を後ろに突き出した格好にさせ、本格的に抽送運動を始めた。体勢が楽なだけに動きも滑らかだ。
それから射精に至るまでの男色は、ふたりにとって、この世のものとは思えないような快楽だった。
長くあるいは短い抽送、小刻みな動きに大きなひねりを加え、完全に勃起した性器が、昌造のなかで雄叫びをあげながら縦横無尽に動いた。
それが最高潮に達したとき、昌造は四肢を赤んぼうのように小さく縮め、尻だけをぐっと後ろに押し付けて、声を殺して泣きつづけた。
そんな昌造の様子を見て、和義もまた猛獣のように吠えながら、続け様にありったけの精液を相手の体の奥に飛ばした。
ふたりはベッドに並んで横たわり、手を握り合ったまま、気抜けしたようにぼんやりとしていた。
和義の男色体験はまったく初めてなのに、こんなにも濃厚で、熱情的な交わりが出来たこと自体、驚きだった。そしてまた、男と肉体的に交わったことに、何の違和感も覚えていなかった。
しばらくして、ふたりは揃って浴室に行き、汗を流した。交互にシャワーを使って、お互いの身体を洗い合った。
精を放出していない昌造の性器が、頭をもたげかけていた。驚いたことに、和義の性器もふたたび立ち上がっていた。
一通り洗い終わると、ふたりは黙ってひしと抱き合った。
そのうち昌造が伸び上がって、口づけを求めた。
和義がそれに応えて、顔を寄せ、唇を重ねた。嫌悪感などなかった。あるのは、相手を愛おしいと思う気持ちだけだった。
昌造が舌を入れてきて、和義が舌を絡めた。
ふたりは音を立てて唾
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