「うわあ、冷たい!」
「慣れれば気持ちよくなるよ。ささ、足元に気を付けて」
――なんてセリフが聞こえてきそうなシーン。
私が子供の頃は、海に行けば、褌姿の小父さんやお爺さんの姿がよく見られた。
褌が海水に濡れると、股間にピッチリと貼り付いて、モッコリとした膨らみが露わになる。前垂れの布が横にずれたときなど、カリの出っ張った大人の持ち物が透けて見え、子供心に胸ときめかせたものだ。
人の少ない海域では、邪魔な布も取り払って、スッポンポンの姿で大自然を楽しむ親父たちの姿も見られた。
当時は、子供がフリチンで泳ぐのは、ごく普通のことだったが、大人の立派に成長したズル剥けカリ高のナニを見て、憧れと不思議な興奮を覚えた記憶がある。
今は海水浴に行っても、そんなおおらかな姿は見られない。あるのはパラソルやテント、色とりどりの水着ショーである。
夏がやって来た。
汗かき、肥満体の人にとっては、嫌な季節である。
でも、私は(ホンの少し)太めだが、夏は大好きな季節である。
もちろん冬の季節も大好きである。コタツに入ったときなど、他人に見えないところで足を伸ばして、足指で爺にサインを送る。あるいは雪見酒を楽しみながら、二人だけの時間をしっとりと過ごすのもいいな――。
話を夏に戻そう。暦の上では、夏は6月から8月まで。
――そう、6月も夏の季節である。
雨後の新緑に、初夏のさわやかな風がたわむれる時期。
6月21日は、昼が最も長い夏至。
そして何と言っても初夏の風物詩は、ツバメが飛び交い、夏の到来を告げる姿だろう。
ところがこのツバメ、何かのTV番組で、めっきり姿を見なくなったという。
原因はいくつか考えられる。エサ場である水田や巣作りのできる日本家屋が減少したこと、天敵であるカラスが増加したこと、等があげられていた。
佐々木小次郎の燕返しや、燕尾服の命名に貢献したツバメが、見られなくなるというのは寂しい限りである。
また、ジューンブライドという言葉がある。
――6月の花嫁。日本では、馴染みがありそうで無い言葉である。
それもそのはず、語源はローマ神話の結婚を司る女神ジュノー(ギリシャ神話ではヘラ)から来ているが、一年間の内、欧州の6月は雨が少なくて好天気がつづく。
ところが日本では梅雨時期である。結婚式をあげるには、あまり良い季節ではない。
(まあ、エアコンの発達した現代では、梅雨もあまり関係ないか)
そして暑くなれば、当然、薄着の季節である。フケもまた例外ではない。
今朝も近隣の公園まで散歩に出かける。
さっそくフケを見つける。色白、大柄なフケが、ショートパンツにランニングシャツの軽装で、スロージョギングをやっている。
太腿の動きに連れ、モコモコと動く股間の膨らみ。通り過ぎて、ムクムクと動く大きなお尻。
ここで一句――。
薄着フケ 出会った朝から 疼き出す
――失礼しました!
[7]
TOP[*]
感想