変な外人

男はナニが大きいほど、受ける快楽も与える快楽も大きいのか?
快楽が粘膜の摩擦によって得られるものだとすれば、確かに接触面積が大きいほど刺激も多いだろう。
しかし快楽は、皮膚感覚だけでなく、心によってもたらされるものもある。惚れた相手なら、いくらナニが小さくても、深い快感は得られる。だけど、ナニが小さくて、相手を失神させるほど悦ばせたという話は、あまり聞いたことが無い。
となると、やはりナニが大きいほうが得なんかなあ?
――なんて、昼間からいやらしいことを考えながら、近所を散歩する。
この季節、薔薇が美しい。赤、白、ピンク、黄色――色とりどりの薔薇の花があちこちで咲いて、大いに目を楽しませる。一段と鮮やかな赤い薔薇の生垣に近づくと、緑の芝生の中で、白い物体が目の片隅に映る。
あっ!
焦点が合ったとたん、目が点になった。
なんと豊満な身体つきの外人さんが、素っ裸で長椅子に寝そべっている。実はこの外人さん、私と顔見知りのEさんだ。

ハーイ!
Eさんが私に気付いて、手をあげる。ついで、入ってこい、と言うように手招きする。
男の裸が嫌いではない私は、多少どぎまぎしながらも、もちろん招きに応じる。
Eさんは欧州から来た技術者で、60歳を超えているが、外資系企業で働いている。彼が陰嚢水腫という珍病にかかった時、私が泌尿器科の医者を紹介して以来、親しく口を利くようになった。
(陰嚢水腫というのは、原因は解明されていないが、袋に水が溜まる病気で、放っておくと野球のボール大に膨れ上がる。ただし、手術をすれば簡単に治る病気だ)

門扉を開けて、庭のほうに入ると、Eさんが全裸で気持ち良さそうに横たわっている。分厚い肉と体毛で覆われた、大柄な肉体。体が大きいので、アンカットの大きな逸物が小さく見える。
Eさんは、朗らか、かつ、おおらかな性格をしているので、自分が裸であることも頓着しない。さほど暑い季節でもないのに、彼にとっては心地良い涼しさなのだろう。
Eさんは立ち上がって私と握手したあと、紅茶を取りに家のほうに向かった。
彼の豊満な後姿――たっぷりと果汁を含んだ白桃のようなお尻が、プルンプルンと艶めかしく揺れ動く。
(ひょっとして、おれを誘ってるのかなあ?)
なんて思いながら、つかの間、目の保養をさせてもらう。

ほどなくEさんが、相変わらずスッポンポンの格好で、ティーポットとカップを乗せたトレーを持ってくる。カップに紅茶を注ぎ、私に渡して、長椅子の空いた端に誘う。
私たちは紅茶を飲みながら、軽い世間話をする。私はEさんの青い瞳を見ているが、意識はすぐ目の前にあるアソコが気になって仕方がない。
そのうちEさんが見易くしてくれた。陰嚢水腫に罹ったときの話題に移り、彼は両手で輪を作って、そのときの大きさを形容する。
――いやあ、あのときは参ったよ。こんなに大きくなったんだもん。――でもお陰様ですっかり治ったよ。ほら、縫合跡も目立たないだろう――。
そう言って、彼は自らタマタマを掴んで、私に見せる。
これでおおっぴらに、Eさんの前を見ることが出来る。おいしそうなピンク色の玉袋の横っ面に、皮膚の縒りが残っている。その玉袋を枕に、寸胴の逸物がどんよりと横たわっている。

好色が私をそそのかす。
――ふうん、ちょっと触っていい?
なんて言いながら、指先で手術跡をなぞる。必然的に、指の横腹が肉竿にも触れる。
心なしか、ソーセージが容積を増してきたように感じる。私はなんとなく、散歩中に考えていたことを思い出した。
(やっぱり、ナニが大きいほうが快感も大きいんだ)
えっ、その後はどうなったかだって?それはあなたのご想像にお任せします。


21/05/04 22:25更新 / 神亀


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