(ぼく)
遠い昔、下宿のおやじから色々のことを教えてもらったが、こんな快感は初めてだった。ぼくは義父のなすがままに、深い快楽に呑み込まれ、揺さぶられ、高みに押し上げられた。
義父は行為を中断して、たんすの引き出しから何かを取り出した。潤滑用のラブオイルだった。(なんでお父さんが、こんなものを持っているんだ?)
複雑な心境だった。ノンケだと思っていた義父が、実はお仲間で、それもかなり年季の入ったテクニシャンだった。うれしいと思うと同時に、なんだかだまされていた気がした。
ぼくは義父に言われるままに、四つん這いになり、大きく脚を広げた。
器用な指先が、双丘の分かれ目から谷間を伝い下り、閉じた秘門に触れてくる。
「あ――」
ぼくは思わず腰をずらした。秘所に異様な触覚を感じたのだ。
義父の指が、ゆっくりと円を描くように動いた。そこから経験したことのない感覚が、体を這いずり上がってくるのを感じた。
ぼくは、いつしか目を閉じていた。
指が小さな円を描きながら、秘門の中に押し入ってきた。
「あ――ああ」
ぼくはうっとりとした。指に貫かれたまま、自然に尻をくねらせていた。
(義父)
すばらしい眺めだ。婿は体毛の無い、真っ白な肌をしている。
女のように幅広の尻――つやつやと脂がのって、ぽってりと堅肉だが、左右に大きく開いている。
菊門に中指をあてがい、そっと力を加えると、スムーズに呑み込まれる。まるで軟体動物の口に、吸い込まれていくようだ。
内部は温かく、そして非常になめらかだった。
指をゆっくりと出し入れし、掻き混ぜるように指先をまわした。
婿がでっぷりとした尻をうねらせて、女のように反応する。
途中で人差し指を加えたが、スムーズに受け入れる。ゆっくり入れて、ゆっくり引き抜く――指の先を曲げてぐるりと回す。
あ、ああ、あはあ――婿が豊満な尻をくねらせて、すすり泣くように善がる。
「どうだ、気持ちいいか」
指を奥まで入れて、前立腺をやさしく刺激してやると、婿が感に耐え切れぬ喘ぎ声を上げた。
わたしは意地悪く聞いた。
「なに?これじゃもの足らんのか」
三本目を加えると、婿がさすがに苦しそうに腰を引いた。あとは実物を入れて、試すしかない。わたしは婿に声をかけた。
「そろそろ嵌めるぞ」
(ぼく)
義父がヌンッとあてがってきた。ああ、いよいよぼくは、お義父さんに犯されるのだ――。異様な興奮に全身が震える。
開口部にあてがわれたモノの圧力が強まり、グワッと押し広げられた。
「うわあっ!待って!」
おもわず声を上げた。
逞しいモノが括約筋をいっぱいに押し広げ、ずりっ、ずりっ、と入ってくる。
とても70過ぎの老人のモノとは思えない、たくましさだ。
ぼくは喘ぎ、シーツに顔を押し付けて、苦痛に耐えた。息をするのも困難なほどだった。
まるで巨大なソーセージを、無理やり突っ込まれているようだった。
ついに根元まで入ったようだ。ふーうっ――義父が感に堪えきれぬ、ため息を洩らすのが聞こえた。
義父は、そのままじっとしていた。腸内をいっぱいに満たしたモノが、息づいているのを感じた。苦痛は魔法のように消え去っていた。かわって、いいようのない充足感が押し寄せてきた。
ああ、今、お父さんの男根が、ぼくのお尻に入っている――。ぼくはもっと深く迎え入れようと、尻をうしろに突き出した。
(義父)
さすが若いだけに、締まりがいい。隣の爺さんとは大違いだ。それにしても、こんなに具合のいい管は初めてだ。まるで吸いつくようだ。
「どうだ、昌輔くん、大丈夫か」
わたしは婿に声をかけた。
「大丈夫です――」
婿はくぐもった声で返事をした。あまり慣れていないのか、苦しそうだ。
「そうか――我慢しなくていいぞ。苦しかったら、抜いてやる」
わたしはゆっくりと引き抜いた。
「ああっ!抜かないで――続けてください」
「いいのか。無理をするなよ」
「いえ、大丈夫です」
「そうか――じゃあ続けるぞ」
わたしは慎重に腰を繰り出した。ゆったりと突いて、力強く引く。
――滑りが良くなってきた。
(ぼく)
老人の持ち物とは思えないほど元気な男根が、抉るように腸壁を拡張して、傍若無人に滑脱し、亀頭部をぐるりと回転させる。
ずぶ、ずぶ、ぬちゅう――。
義父はゆったりと腰をうねらせているだけなのに、ぼくの内部では嵐が吹き荒れていた。それも狂おしいほどの、快感を増幅させる嵐だった。
ああ、ぼくは今、女のように犯されているんだ――。そう思うと、泣きたいような、甘えたいような、気分になってきた。
「はあ――ああ――ああん」
ぼくはいつしか、善がり声をあげていた――義父に甘えるように。ぼくの声に励まされたのか、義父の腰使いが速く、荒々しくなってきた。
(義父)
息切れがして、小休止した。男根はビンビンにおっ立っている
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