(4)思いがけない成り行き

(義父)
思惑通りのなりゆきに、笑みを隠すのは苦労する。婿が男好きだというのは前から感じていた。だから、婿が出張ついでに泊まりに来ると聞いたとき、千載一偶のチャンスだと小躍りした。
まずは、婿の性癖を確かめるため、風呂に一緒に入ろうと誘った。
決定的だった。わたしの性器を見る婿の目つき。風呂で婿が勃起させていたのも、気づいていた。
それにしても、婿は色欲をそそる、いい体をしている。肌もきれいだ。あの横に張った、豊満なお尻をググッと押し開いて――おっと、まだ早い。
酒を飲んでいるときの、婿の会話もかわいらしい。人肌が恋しくないかだと――わたしにカマをかけおって。
狸寝入りをして婿の大きな体に抱かれて、寝室まで運んでもらったときは、幸せな気持ちでいっぱいだった。婿の身体の温かくて柔らかい感触――いつまでも抱かれていたかった。
そしてこれから始まるお楽しみ。ま、しばらくはノンケのふりをして、婿がどれほどのテクニシャンか観察してみるか。

(ぼく)
夢ではないかと何度思ったことか。でも目の前に横たわる義父の裸体は、息づき、血の通った、ホンモノの肉体だ。
義父は目をしっかりと閉じて、仰向けに横たわっている。
かわいい――。おそらく緊張感でいっぱいなのだろう。それも当然だ、なにしろ生まれて初めて、男を相手にするのだから。
それでも、義父が欲情を覚えているのは明白だ。触る前から、フンドシの前がテントのように盛り上がっている。
ぼくは遠慮なく、義父の男根を握った。まといつく布地とともに、ゆっくりと扱く。もう一方の手は、タマタマの膨らみを掴み、やさしく揉みしだく。
そっと義父の顔を見ると、目を閉じて、むず痒いような表情をしている。
フンドシの紐を解き、義父の下腹部を開放してやった。頭を持ち上げかけた性器が目に入った。義父の男根は、亀頭部と根幹部の境目がくっきりしている。それに包皮がきれいに剥け、カリ首がよく発達しているので、くびれの部分の段差が大きく、とても力感的に見える。
ぼくの男根のように、日本人の持ち物は太短いのが多い。ところが、義父の男根は、太いだけでなく、長さもあった。なにしろ、握ったぼくの手から、亀頭部が大きくはみ出している。

ぼくは遠慮なく味見した。カリを舐めまわし、くびれの円周を舐め、鈴口の合わせ目をくすぐり――それから、呑み込んだ。
あっ!――義父がかすかにあえいだ。
口いっぱいに広がるボリューム感にしばし、うっとりとする。それから、ゆっくりと奥まで呑み込んだ。男根がにわかに息づき、ぐんぐん大きくなる。息苦しさが募ってくるが、我慢して、もっと奥まで呑み込む。
「ああ――いい――いい」
義父が声に出して、悦びを伝える。
ぼくは返事ができなかった。膨れ上がった亀頭が喉の奥に栓をして、鼻でしか息ができない。喉チンコが息苦しさにひくつく。
義父は、そのことが凄く感じるのであろう。肉棒がますます太くなる。それにつれ、のどを塞ぐ栓もきつくなる。
少し引いて呼吸を楽にし、そしてまた、のどの奥まで呑み込む。
リズムをつかんできた。

「ああぁ――いい――」
義父の感に耐え切れぬ声。
――お父さん、まだまだこんなもんじゃない。これから、すごいことが始まるんですよ。
ぼくはいったん、義父の男根を口から出した。
すごい!まがまがしい形状の男根が、唾液で隠微に濡れ光っていた。
こぶが内側から盛り上がったようにカリが張りつめ、鈴口はくわっと開いている。しかも茎は、太い血管の膨らみが縦横にのたくり、ビクンビクンと脈打っている。
ぼくは気息を整えると、ふたたび男根を呑み込んだ。それから、義父のほっそりとした腰を抱え込み、本格的に口の抽送運動をはじめた。



(義父)
「ああっ!ちょっと待ってくれ!」
わたしは婿の頭をつかんで動きを止めさせた。どうも若いのは性急過ぎる。じっくりと時間をかけて楽しむことを知らない。よし、今夜は、そのへんのところを、たっぷりと教えてやるか。
わたしは、恥ずかしそうな表情を作って、婿に言った。
「どうもその、一方的にやられるのは、かなわん。今度はわたしにやらせてくれ」
上気した婿の顔が、驚いたようにこちらを見ている。
「さあ、横になりなさい」
婿を横たわらせると、早くも勃起した男根を掴んだ。大きな体つきの割りに小ぶりだが、形がいい。握ったまま根元のほうに扱くと、包皮が完全にめくれて、丸っこい亀頭が顔を出す。50を超えているのに、童貞のようにきれいなピンク色をしている。ぷっくりしたかわいらしい鈴口は、早くも先走りで濡れている。

「舐めてもいいか」
訊きながら、婿の返事を待たずに、むき出しの先端をチロチロと舐める。
トロリとした先走りが舌を潤す。マイルドな味で、なかなかおいしい。
太った腰がぴくりと動き、「ああっ!お父さん――」
[3]次へ
[7]TOP [9]目次
[*]感想
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35b