(4)生真面目な教頭先生

大学三年生になった年、同じ下宿にひとりの熟年男が入ってきました。大家の甥に当たり、中学校の教頭をやっていて、この春、近くの学校に単身赴任したといいます。
中背やや細身、額は禿げ上がっています。面長、顔のしわが多いので、52歳という年齢よりも老けて見えます。生真面目そうな黒目勝ちの瞳と、のんびりとした風情のある大きなナスビ型の鼻が、妙に味のある顔つきになっています。
大家と縁続きと聞いて、この教師に興味を持ちました。彼は妻帯者で子供もいますが、男色の世界を知っているのではないか、と何となく思ったのです。
根拠などありません。お仲間同士のテレパシーとでも言うのでしょうか、教師の生真面目そうな態度の中にも、わたしを見る目付きや恥じらうような仕草に、そんな予感がしたのです。
そしてこの疑問は、ほどなく解けることとなりました。

教師が来て3ヶ月ほどが経ったころ、彼はわたしの部屋にいました。わたしが持っているレコードプレーヤーで、クラシック音楽を聞くためです。
休日の前夜だったので、わたしたちはカーペットの床で胡坐をかき、音楽を聴きながらウイスキーの水割りを飲んでいました。先生はさほど酒に強くなく、一杯飲んだだけで、目元が赤くなっています。
鼻髭を生やした教師の顔を見ていると、アルコールも手伝って、わたしのいたずら心が騒ぎだします。なんとかこの生真面目な先生を、誘惑してみたいと思ったのです。

わたしが思い切って、男色行為の経験があると告白すると、彼もアルコールが回って気を許したのか、ぽつぽつと話し出しました。
結婚して子供が出来たころ、遠隔地に単身赴任して、そのとき、好色な先輩教員に誘われたそうです。おそらく独り身の寂しさと若い体が反応したのでしょう、それ以来、先輩のお相手を続けることになった、と言います。

これまで何人の男性と経験があるかと聞くと、その先輩だけだと言って、恥ずかしそうに下を向きました。その仕草がかわいくて、わたしは思わず彼の太腿に手を置きました。
教師は一瞬、体を強張らせましたが、じっとしています。わたしはますます大胆になって、太腿伝いに手を上にずらし、そっと膨らみに触ってみます。
教師が、はっと息をのみました。
構わず膨らみをまさぐり続けていると、じょじょに硬くなってきます。
頃合いを見計らって、ズボンの前を開き、ブリーフの中に手を入れると、勃起しかけた生身の男根を取り出しました。平均的な大きさですが、亀頭部がよく発達して、肉感的な形状をしています。
わたしも手早く前を開いて、教師の手を導きます。彼はおずおずと、わたしの男根を握りました。

わたしたちはすっかりその気になって、ズボンを脱ぐと、ベッドの上で抱き合いました。
大家や仕立屋を相手にしているときは、いつも主導権は相手にありましたが、今回は違います。わたしは初めて、年配者をリードしてセックスをしました。
教師はわたしの言うままに、たどたどしい手つきでわたしの男根を握り、尺八をしています。
すっかり元気になった教師の男根を尺八しながら、丸っこい尻を見ていると、彼を犯したくなってきました。スリムな体型にしては、横幅のある大きなお尻でした。菊座周りは二重の丘になったように、なだらかに盛り上がっています。
尻に入れたいと言うと、教師は困ったように口ごもります。
「ずっと以前のことなので――自信がないよ」
最後に受け入れたのは先輩教員と別れるときだから、15年前だと言います。
それでも先生は、トイレに行ってお尻を洗ってくる、と言いました。教師だって煩悩を持った人間です、興味はあるのでしょう。

教師が戻ってくると、引き出しから仕立屋にもらったジェルを取り出して、まず菊座を解きほぐすことから始めます。
ジェルを塗って中指を挿入すると、何の抵抗もなく入ります。次に人差し指を加えると、今度もすんなりと呑み込まれます。
これなら大丈夫だと思いましたが、慣らす意味で、しばらく抽送したり内部でこね回したりしました。教師も感じるのか、ときおりため息のような善がり声をあげて、つつましやかに尻をうねらせています。

いよいよ挿入する段になって、教師をうつ伏せにします。彼は、手のひらを重ねた上に額を乗せて、尻を後ろに突き出した格好になりました。
後ろから見ると、幅のある肉感的な尻、薄い体毛で縁取られた菊座、だらりと垂れ下がった蜜袋が見えます。
わたしは怒張したイチモツをあてがい、先生の尻を引き寄せながら、ゆっくりと侵入させます。教師の喘ぎ声が聞こえてきましたが、かまわず腰を押し付けて、なおも奥へと突き入れます。さすがにブランクを感じさせて、大家や仕立屋よりきつめでしたが、根元まで嵌めてしまいました。

完全に入ったことを伝えると、教師は小声で、ああ、とだけ言って、息をひそめています。抽
[3]次へ
[7]TOP [9]目次
[*]感想
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35b