(2)
ひどい経験をしたにもかかわらず、ターさんの口調は淡々として穏やかだった。
初体験は苦痛を伴う衝撃的な出来事だったが、その反面、男に犯される異様な興奮も忘れられなかったと言う。
その後、複数の男性から手ほどきを受けたが、いつもお相手は、年配の男性に限定しているそうだ。
薄い眉毛と銀縁眼鏡の奥で輝くやさしそうな瞳――中でも淡いピンク色をした軟らかそうな唇が、俊郎の好き心を刺激した。
ターさんは話すとき、口をすぼめる癖がある。そんなとき、艶やかな唇に小皺がよって、それがぷっくりとした菊門を連想させる。見ているだけでも股座がムラムラと沸き立ってくる。
俊郎は相手をグッと抱きしめたくなる欲望をかろうじて抑え、場所を変えることにした。
男と逢い引きするとき利用している、1LDKのマンションに連れて行った。俊郎が所有する『隠れ家』だ。
部屋に入ると無言で抱き寄せ、眼鏡の奥の可愛らしい瞳をじっと見つめる。それから丸顔を両手ではさみ、そっと唇を重ねる。
ターさんは微かに喘ぎ、しっかりと抱きついてくる。半白の短い髪から、整髪剤の甘い香りがほのかに漂う。
俊郎は口づけしながら、背中から腰、尻へと手を這わせた。
ターさんはますますしがみついてきて、俊郎のズボンの前をまさぐりだした。生真面目な顔つきの割には、結構、積極的だ。
興奮が高まったところで、シャワーを浴びることにした。じらすように、服をゆっくりと脱がしてやる。現れたターさんの裸は、やや黄色味を帯びて染みひとつなく、幼児のように可愛らしい。肌の張り具合から見ると、すこぶる体調は良さそうだ。
薄い陰毛からピョッコリと突き出た仮性包茎の男根が、いかにも可愛らしい。
バスルームに行って、ターさんの全身に、シャワーのぬるま湯をかけてやった。それからボディーシャンプーを使い、背中から腰、臀部へと、手の平で洗った。
柔らかく閉じた双丘は、染みひとつなく色白で、合わせ目に指を這わせると、しっとりと咥え込む。
それだけで、俊郎の肉棒は、早くも臨戦態勢になった。
ターさんは進んでいた。
しゃがみ込んで、俊郎の股座に顔を近づける。
「すごい、こんな立派なものは初めてです」
ターさんのかすれた声がした。
かすかに息が陽根にかかる。
ついで、亀頭が湿って温かいものに包まれた。カリからくびれにかけて、舌がねっとりと絡みつく。温もりが棹伝いに、根元のほうまで広がってくる。それから咥えたまま、回転運動を伴って、ゆっくりとピストン運動を始めた。
いいっ――。
おもわず快哉のため息が洩れる。こんなに奥深く呑み込まれたのは、初めてだ。
ターさんは初心な見掛けによらず、相当なテクニシャンだった。口をあんぐりと開けて、いとも易々と太い肉棒を咥え、なおかつ舌をデリケートに絡ませてくる。
ターさんの口技を堪能した後、場所をベッドルームに移した。
ターさんは、うしろをきれいにしますと言って、しばらく浴室にいた。どうやら直腸を洗浄しているようだ。
俊郎は素っ裸のまま、ベッドの上で大の字になってターさんを待った。
しばらくしてターさんが姿を現した。全裸だった。
ベッドの上では、俊郎がサービスする番だ。行為の前に、ターさんの顔を見つめた。薄い眉毛と多少臆病そうな瞳、こぢんまりとした鼻とウブっぽい口元――。淡い照明に浮かび上がる穏やかな顔を間近に見ていると、ますます愛おしさが募った。
そっと唇を合わせた。
触れて、押しつけ、挟み、舌でまさぐった。なめらかな頬から耳たぶ、喉から乳首へと、口をつけて、ゆっくりとまろやかな起伏をたどりつつ、肉の弾力と芯のある柔らかみを賞味した。
ターさんが心地良さそうに息を吐く。
胸から腹へ、臍でしばしたちどまってから、ふっくらとした小丘をさまよう。健やかな陽根が、つつましやかに直立していた。
匂いを嗅ぐように、顔を近づけた。
包皮がめくれて、ピンクがかった坊やが覗いている。おちょぼ口の合わせ目に、一滴の透明な露を滲ませている。そっと口に含んで舌を這わせた。丸っこい膨らみが力を得て、ますます大きくなる。
熟れたマシュマロのような滑らかな感触――。
トロリとしたジュースが滲み出て、舌を潤す。多少しょっぱくて、おいしい。舌を絡ませて、チュウチュウと吸っていると、ターさんが歓喜の声をあげ、腰をうねらせた。
69の体勢で、俊郎も下腹部を相手に開放してやった。
待ちかねたように、柔らかい手が俊郎の肉棒を握る。先端が湿った温かいものに包まれ、器用な舌先がチロチロとくすぐる。ついで、たっぷりと唾液の分泌された口腔に呑み込まれる。
亀頭が喉奥の粘膜を押し広げる感触――。吸引器のように強く吸われながら、カリ首から根元まで、湿った温かみが行き来する。
ああ――いい!
逆さ絵になって、おたがいの魔羅を堪能しながら、ターさん
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