(2)
バスルームから出て、裸のままベッドに直行した。和幸を仰向けに寝かせると、この期に及んで、まだ股間を両手で隠している。
「さあ、手をどけてごらん」
俊郎が促すと、和幸は恥ずかしそうにつぶやいた。
「でも――小さくて」
「なんだ、そんなことか。私は小さいのが好きなんだ。さあ、ふたりきりじゃないか、手をどけなさい」
和幸は、おずおずと手をどけた。先端が縮れた可愛らしい包茎だ。植物の球根のように、生白くぷっくりと膨らんでいる。
「そんなに言うほど、小さくないじゃないか。いい形をしている」
俊郎はお世辞を言って、張りのある肉体を賞味しだした。
さすが45歳だけに、これまで味わった熟年の男たちとは違う新鮮さだ。胸から腹へ、そして薄い茂みのある小丘へと愛撫し、その指を追って唇を這わせる。
和幸はよほど感じやすいのか、肉付きのよい体を盛んにぴくつかせて反応する。つつましやかな疎林の中から、皮をかぶった肉根がみるみる直立した。そのさまは、力強さよりも愛嬌を覚える。
肉根をそっと摘まんで皮を剥き、ゆっくりと扱いてやった。優しく、やさしく――。
最初のうちは身体を硬くしていた和幸も、じょじょに軟化してきた。可愛らしい口から、かすかに喘ぎ声が洩れだした。
俊郎は手と口を使って、和幸の肉体をじっくりと味わった。
いよいよ合体のときが来た。
和幸の脚を開いて持ち上げさせた。それから小さな膨らみに、脈打つものをあてがうと、じょじょに力を加えた。
菊門は締まりが良すぎて、分厚いゴム膜のような抵抗に合った。しかしこの頃の俊郎は、まだ強引に貫通できる硬さがあった。
ギンギンに勃起した陰茎を握りしめて、ググッと力を加えた。
「ああ――あ――あ――うわあっ!」
カリ首の一番太い部分が通過して、不意に亀頭部全体がズルンと入った。
途端、和幸があごをのけぞらせて、喉を締めつけられるような声を上げた。
「うわあっ――痛い!抜いて――抜いてください」
和幸は侵入物を吐き出そうと、必死になって腰をよじらせた。その様子が、俊郎をサディスチックな気分にさせる。
「大丈夫だ。我慢しなさい――そのうち良くなる」
俊郎は和幸の太ももを押さえつけ、挿入行為を続けた。
「うっ――うわっ――痛いっ――痛いよう」
和幸が、泣きながらもがいた。それにかまわず、嵌めたまま、下腹部を押しつけた。
内部は熱く、きつく締め付けてくる。興奮の中で、相手がすでに貫通経験のあることを確信した。
ついに、完全に入り込んだ。
ぴっちりとまとわりつく腸壁の感触が、はっきりと感じとれた。和幸は、少しでも息をすれば痛みが増すといった風情だ。半ばあいた小さな口から、妙に艶めかしいあえぎ声が、とぎれとぎれに漏れ出ている。
その様子が、俊郎の興奮をますます高めた。
少し体を離して結合部に目をやる。左右に開かれた双丘のはざまに、図太い肉杭をくわえ込んださまが見えた。あんぐりと口を開け、まるで軟体動物のように、肉杭の円周にまとわりついている――。
熱いかたまりが、尻から背骨伝いに広がってきた。
俊郎はゆるやかに抽送しだした。締まりが良すぎるだけに、動きがぎこちなかった。
いったん引き抜き、潤滑油を補充した。今度はだいぶ滑りが良くなった。
腰の動きを、徐々に大きくしていった。
和幸は目をしっかりと閉じ、可愛らしい口からは、しきりにうめき声が漏れ出ている。
しかし極度の興奮状態にある俊郎は、相手の苦痛を思いやる気持ちも失くして、本能の赴くままに、息を弾ませ、腰をうねらせた。
和幸のうめき声が、絶え間ない喘ぎに変わった。
下腹部がマグマを充満したように熱くなる――。
不意に体の中を激しいうねりが駆け抜け、息も止まるようなエクスタシーが襲ってきた。俊郎は溢れかえる精液を吐き出しながら、至福の一瞬を気の遠くなる思いで味わった。
ふたりはシャワーを使って、汗と体液を流すと、ふたたびベッドに戻った。股間がすっかり軽くなったと同時に、房事の倦怠感が全身を押し包んでいた。
俊郎は、横にいる和幸をそっと引き寄せ、そのなめらかな肌に手を這わせた。しっとりとして、芯のある肌触りだった。
和幸が気持ちよさそうに、ため息をついた。
俊郎は和幸を愛撫しながら、疑問に思っていることを聞いた。
「さっきは、強引にやってしまってごめんね。でもきみは、初めてじゃないだろう?」
和幸が、ためらいながらもそっとうなずいた。
「やっぱりな。締りが良すぎるけど、君はすでに経験があるって、入れた感じで分かったんだ。初体験はいつ?」
和幸は、すこし沈黙した。それから小さな声で言った。
「高校生の時――中学時代の先生に――」
「その時のことを聞かせてくれる」
俊郎は俄かに興味を持って、和幸を促した。
和幸は逡巡した。
俊郎は和幸の体を抱き寄せ、催促するように愛撫
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