(エピローグ)

(エピローグ)

俊和は、義父と一緒に熱海のホテルに泊まっていた。
ひっそりと静まり返った部屋で、ふたりは並べて敷かれた布団に横たわり、次の行動に移りそびれていた。
夕食時に飲んだアルコールも醒めて、俊和は充実した力が全身に満ちてくるのを感じた。
彼は思い切って、義父に声をかけた。
「お義父さん、そちらに行っていいですか?」
「ああ」――義父の声がした。
俊和は起き上がり、義父の横たわる布団にもぐりこんだ。未知の行為への惧れからか、それとも緊張からか、老いた体は微かに震えていた。
俊和は義父の目もとを見て、一瞬、ひるんだ。そこに亡き妻の面影を見たからだ。
(――淑子、すまない。でも、ほかの女を抱くよりはいいだろう?)
おもわず心の中で言い訳していた。
義父がおずおずとしがみついてきた。その体の温かくやわらかな感触に、おだやかな愛情が、じょじょに熱を帯びてくる。
俊和は、義父の体をしっかりと抱きしめた。
「ああ――待ってた――どんなにか、このときを」
義父が喘ぐようにささやいた。

最初はそっと唇を合わせた。
俊和は口づけしながら、義父の浴衣を脱がした。帯を解き、襟を開き、下着をめくる。それから、あらわれた肌をやさしく愛撫した。
義父の体はふっくらとして、このうえなく柔らかい。そして、まだ充分みずみずしく、掌にしっとりとなじんだ。
腕の中で、義父は目を閉じて、ときおりため息のような甘い喘ぎ声をあげている。
俊和はすばやく自分の寝着を脱ぐと、上布団をめくった。暖房を効かせていたので、寒くはなかった。

形良く膨らんだなめらかな肢体が、淡い照明に浮かび上がった。その体を愛撫しながら、下のほうに目を転じると、ふっくらと盛り上がった恥丘、淡い陰毛の中から醒めた色をした男根が、頭をもたげかけていた。肉太で、包皮は剥けていた。
俊和は義父のふくよかな裸体を、脳裏に焼き付けるかのように、じっくりと観察した。それから顔を寄せて、乳首に舌を這わせた。
「あ――はあ」
義父が甘い吐息をついた。眼鏡をかけた温厚な顔、艶やかな唇がわずかに開かれている。俊和は胸から腹へと舌を這わせながら、じょじょに体位を変えて、自分の下腹部を義父の顔に近づけた。

義父はなんのためらいもなく、俊和の分身を口に咥えた。
(あ――いい――)
思いもよらず、慣れた舌技だった。ピンク色の舌が、亀頭部をねぶり、音を立てて吸い付いてくる。硬直して色濃く染まった陰茎が、唾液にぎらぎらと輝いて、あんぐりと開けた唇の輪に見え隠れする。
義父がこんなことをするのが初めてでないことは、歴然としていた。木村が教えたのだろうか。陶然としながら、俊和は義父に声をかけた。
「ああ、気持ちいい――お義父さん、初めてなのに、とてもおじょうずですね」
義父は口を離すと、恥ずかしそうに言った。
「いや、きみを口にするのは、初めてではない」
何のことか分からなかった。そういえばこれまで朝方、何回か、妙にすっきりしていたことが――そこで、理解した。彼が寝ている間に、義父はおしゃぶりを楽しんでいたのだ。

お返しに、義父にもサービスしてやった。半立ちの陽根をつかむと、そっと口に含んだ。滑らかな舌触りだった。口に含んだまま、舌をぐるりとまわした。太った腹が快感に震えた。義父の体からは、かすかに石鹸の匂いがした。
俊和は、すっかりみだらな気分になってきた。
義父の男根を口に含んでいると、いとおしさが募った。適度のボリューム感となめらかな触感、そして高齢者らしく貫くほどの硬さは無い。
すっかり興奮して、喉もとまで呑み込んだ。
「ああっ、いいっ!」
義父が気持ち良さそうに、喘ぎ声をあげた。

しばらくして体の位置を変えると、義父の両脚を引き上げ、ぐっと左右に押し広げた。
そのままの姿勢で、むきだしの股倉に顔を埋め、玉袋を口に含んだ。それから蟻の門渡りの柔らかい肌にそって舌をすべらせ、やわらかく盛り上がった皺の集合体を舐めほぐし、押し広げた。
皺のひとつひとつはぷっくりとして、恥じらうように、きれいなピンク色をしていた。いかにも欲情をそそる菊の蕾だ。
かすかにハッカの匂いがした。義父は前もって腸内を清め、潤滑油を入れていたのだろう。俊和は一瞬、義父の用意周到さにたじろいだ。それでも気を取り直して、とがらせた舌の先を、肛口の窪みに押し付けた。
「あはあっ!――ああっ――ああ」
義父が甘ったるい声をあげ、体をしなやかに反らせた。
木村に教わった舌技は、効果抜群だった。それに俊和自身、股間のイチモツを弓なりに勃起させていた。
「お義父さん、気持ちいいですか」
俊和は舌を使いながら義父に聞いた。
「ああ、いい――そろそろ入れて」
義父が、ため息のようにつぶやいた。
「本当に入れていいのですね」
「ああ――」

義父を四つん這いにさ
[3]次へ
[7]TOP [9]目次
[*]感想
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35b