(三)甘美な罠
「ああ――」
俊和は下腹部を剥き出しにして、ベッドの縁に突っ立っていた。藤森は彼の足元に膝まづき、そそり立つ男根を愛撫している。
「すごい――こんなに風格のあるチンポは初めてです。大きさも形も色艶も――すべて最高です」
藤森は、うっとりとして頬擦りし、匂いを嗅ぎ、そして口に含んだ。器用な舌が、くびれをまさぐり、尿道の膨らみを舐め、はりつめた先端を吸う。同性の強みを発揮して、俊和の欲情をぐんぐん押し上げていく。
藤森はますます行為に熱中して、唾液にまみれた男根に吸いつき、呑み込み、ピストン運動をする。
濡れた濃密な音がした。
「ああっ――いきそうです」
俊和は、藤森の頭を押さえて喘いだ。
濡れた口がすっと退いた。
藤森は立ち上がると、唇を合わせてきた。熱情が高まると舌と舌を絡ませた。これで俊和は、間接的に自分の性器を味わったことになる。
しばらくして藤森は、服を脱がしてくれと言う。どうやら、そうしてもらうことで、興奮するらしい。
俊和は、藤森の体を愛撫しながら、ゆっくりとパジャマを脱がしだした。陽に当たったことがないように白く、なめらかな肌があらわになった。形よくふくらんだ腹が、やわらかく起伏している。
フンドシを外して仰天した。なんと恥丘には、陰毛の一本も無い。スッポンポンだった。白い肌から、包茎の生白い性器が、ぴょこんと突き出している。
「いつも剃っています。すっきりして気持ちいいですよ。それにセックスのときも、スムーズで具合がいい」
藤森が言った。サウナで前を隠していた理由が、これでわかった。
「でも奥さまは――」
俊和は言葉をのみこんだ。あとをひきとって、藤森が言った。
「女房とはこの十年来、夜の生活はありません。インポテンツになったと言ってね」
藤森は、いたずらっぽく微笑んだ。「だから、下を剃ってるなんて、女房にはわかりません。それよりも、そろそろあなたの大きなお道具を入れて下さい。できるだけ乱暴に――あなたに犯されるのが夢でした」
藤森はベッドに上体をあずけると、足を開き、尻をうしろに突き出した。
ぽっちゃりとした豊満な双丘、さくら色に染まった谷間、その中心部に皺の寄り集まった蕾が見えた。とぼけた表情をして、やわらかく窪んでいる。太腿のあいだでは、淡紅色の袋が手持ち無沙汰にぶら下がっていた。
これまで、何人の男たちを受け入れてきたのだろう――俊和は、やわらかく口を閉ざした菊門を見ながら想像した。
それから、藤森が用意したオイルの容器を手に取った。開かれた谷間にオイルを垂らすと、指先でじっくりと塗りつけた。
藤森が気持ちよさそうに尻をうねらせる。
俊和は藤森の背後から覆い被さって、下腹部を押しつけた。膨れ上がった陰茎がオイルにまみれ、柔らかい狭間にそって滑った。
「ああ――いい気持ちです」
藤森がうめくように言った。
俊和は、しばらく開かれた谷間の柔らか味を楽しんだ。張りつめた亀頭が、菊門をくすぐり、蟻の門渡りを滑り、前方にぶら下がる陰嚢を押し上げる。オイルにまみれた男根は、根元からグンと隆起してきた。
すっかり準備が整うと、怒張した先端部を、柔らかい開口部に当てがった。極度の興奮に、心臓が早鐘を打っていた。彼は、握った分身をめりこませようと、力を加えた。
膨れ上がった先端部が、やわらかい開口部を押し広げながら、豊満な狭間に食い込んでいく。しかし、なかなか内部には入らなかった。真っ赤に染まった亀頭部が、ズルッと滑って上に押しやられる。
俊和は焦った。にじみ出る先走りでドロドロに濡れた先端を、ぐりぐりと回しながら強く押し付けた。藤森がシーツにしがみつきながらも、尻を大きく左右に開いた。
ふいに、先端部がズルリと内部にめりこんだ。
「うわーあっ!」
藤森が悲鳴をあげた。その声に、俊和はあわてて動きを止めた。
すかさず藤森が苦しそうに言った。
「つづけてください。痛いほうが悦びも大きい。さあ、奥まで入れて」
どうやら藤森は、虐められることに悦びを感じるようだ。俊和は、苦しそうにのたうつ藤森にかまわず、硬直した性器をズブブッと沈めていった。
刺激的な挿入感だった。
分厚い肉をむりやりこじ開けながら、突き入れる感覚だった。
完全に入り込むと、厚い腸壁が、全長をビッチリと締め付ける。しかも温かく、吸い込むような感触がある。
俊和は無意識に、伊東老人と比較していた。老人より、はるかに豊潤で締りがいい。
情欲の高まりにあわせて、柔らかい窪みを侵しだした。
「うわーあっ――あーあっ――あーあっ」
藤森は、にぎやかに声を上げ続けた。
俊和は自制心を失いつつあった。豊満な尻が包み込むように下腹部を受止め、生温かい粘膜の管が陽根を締め付ける。
藤森はうしろを犯されながら、ベッドにしがみついて、すすり泣くように喘いでい
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