第3章 まずはマッサージから

第3章 まずはマッサージから

家に戻ったときは、午後の7時だった。夜の部に入るのはまだ早い。
そこで酒を飲むことにした。義父は大の酒好きで、とくに日本酒を好んだが、血圧が高く糖尿病ぎみだったので、焼酎のお湯割にした。
義母が存命のときは、アルコール類を厳しく制限されていたが、今や誰にも文句を言われない。
義父は焼酎を飲みながら、いたって上機嫌だった。
わたしは義父の体調を考えながら、適度に酒を勧めた。そして、頃合を見計らって持ちかけた。
「お義父さん、今日はゴルフでお疲れでしょう。マッサージをしてさしあげましょう」
「マッサージ?いらないよ、そんなに疲れていないから。でも、ありがとう、高史くん。ぼくに気を使わなくてもいいのだよ」
「別に気を使っているわけじゃありません。でも、マッサージには少々自信があります。お願いです、たまにはわたしに親孝行をさせてくださいよ」
「そうかい。きみがそこまで言うのなら――」
上品にほほ笑んで、義父はあっさりと了承した。

義父はうつ伏せになって、ベッドの上に横たわっていた。
身に付けているのは、お尻の上に被せられているバスタオルのみ。義父は、マッサージを受けるのに、なんで裸になる必要があるのか、とちょっと抵抗したが、わたしはごく当然のことのように、全裸になることを要求した。
窓のカーテンを閉め、照明は豆電球だけ点けていたので、寝室はうす暗かった。
そしてサイドテーブルの上には、乳液と特性オイルと軟膏――オイルはお仲間の薬屋から入手したもので、潤滑効果抜群の品であり、軟膏も同じ入手ルートだが、こちらのほうは、どんな老人やフニャチンもビンビンにおっ立つという、バイアグラ以上に効き目のある中国の秘薬だ。
わたしがパンツ一枚の姿になると、義父は多少不安そうな表情を見せた。
そこで話しかけてリラックスさせながら、マッサージにとりかかった。

まず足裏から始めた。ツボを丹念に押してやった。とくに生殖機能に通じる、踵のツボを重点的に――。
「どうですか、お義父さん。もっと強くしますか?」
「ああ――そのくらいでちょうどいい。ああ、いい気持ちだ――」
足首からふくらはぎの方に移った。ゆっくりと揉み、圧し、撫でてやる。
「お義父さんの足はきれいですね。それに体毛がないからとても滑らかだ」
「ぼくは高史くんのように、体毛がある人がうらやましいよ、男らしくて。ああ――良い気持ちだ」
ひざ裏から太ももを揉みほぐした。徐々に上に移って、バスタオルに覆われている部分まで手をもぐり込ませた。指の先が、グンニャリした玉袋と男根に当たる。
わたしはそれを十分意識しながら、義父にのんびりと話しかける。
「それにしてもお義父さんの太ももは、まだまだ逞しいですね。さすが昔、ラグビーで鍛えただけはあります」
「――」
義父は返事をしなかった。どうやらわたしの指先が、ときおり性器に触れるのを気にしているようだ。
まだ先は長い。これはあくまで伏線にして、上半身に移ることにした。

体の位置を変えると、義父の首のうしろから丸っこく肉のついた肩へと、筋肉をもみほぐしはじめた。背骨伝いに手を滑らせ、掌を広げて腰のくぼみを押さえたとき、義父が心地よさそうに呻き声をあげた。
(ささ、お義父さん、これからです。わたしが学生時代に覚えたテクニックを、存分に発揮しますよ)
新たな期待に、わたしの手はかすかに震えていた。気を静めるために、乳液を掌に垂らし、両手ですりつけた。
それからおもむろに、義父の腰を覆うバスタオルを外した。
染みひとつ無い、真っ白な双丘があらわれた。
さすがに弛み気味だが、まだまだ充分みずみずしく、そして、妙に幼さを感じさせるお尻だった。
「失礼します」
一言断ると、ふたつの盛り上がりに両手を添え、ゆっくりと揉みだした。
手に吸い付くような柔らかさだった。
義父は最初のうち体をこわばらせていたが、徐々に力を抜いてきた。
これからが慎重を要す段階だ。
手に乳液を補充すると、臀筋の盛り上がりを押したり引っ張ったりしながら、じょじょに狭間のやわらかい皮膚に伸ばしていく。
ときおり指先が、秘めやかな蕾に触れる。
――あっ!
義父が、かすかに息を呑む。
それにかまわず、繊細に、大胆に、指を縦横無人に動かした。

そして第二段階に入った。用意した軟膏を指の先にちょっぴり付けると、さりげなく菊座のふくらみに塗りつけた。
――ああっ!
ふたたび義父の小さな声。
前に試したことがあるが、軟膏は少量でもよく効いた。鼻腔や肛門、男根など、粘膜部分にちょっぴり塗りつければ、効果はてき面である。義父がわたしより21歳年上なのを割り引いても、効き目は充分あるだろう。
「さ、お義父さん、こんどは上を向いてください」
わたしの声に、義父は素直に仰向けになった。義父の
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