(エンドクレジット)

(エンドクレジット)

(※ 以下の文章は、映画の終了にあたって、画面をテロップで流れていく字幕あるいは映像を想像しながら、ご覧ください)

 ウータン    父を探して旅をする若者
 マリン     ウータンの父親
 ヘレン     ウータンの母親
 ボッシュー   ウータンの父親代わりの老人
 トマ王     トマ国の王さま、ヘンリー
 アッサム    侍従長
 偽トマ王    トマ王の双子の弟、アレク
 ギリウス    偽トマ王の手下

トマ城のプール。ウータンとトマ王が裸で、水中の寝椅子にのんびりと寝そべっている。

「それでウータン、お前はこれからどうするのじゃ」
「はい、王さま。ユーミンと一緒にアルメニアに行って、国を立て直します」
「そうか。あのアルメニアの王子とは、うまくいってるようじゃの」
「はい、これも王さまのお陰です。王さまに教えていただいたことが役に立ちました」
「それは良かった。ところで、わしとの約束はどうなっているのじゃ?」
「はい?」
「約束を交わしたではないか。旅が終わったら、わしのもとに戻ってくると――」
「あっ――あれは」
「フフフ、忘れていたな。まあいい、勘弁してやる。お前は、わしに子供を授けてくれたんだからな」
「――あ、ありがとうございます」
「そこで相談じゃが、今一度、お前の種をくれんか。どうも王子ひとりというのは、少々心もとないからな。よし、善は急げだ。これからひと汗かくか」
「――」

 ケイン     ウータンを助けた僧侶
 ユーミン    アルメニア国の王子
 イジリ     ユーミンに仕える神官
 ハーブ     ミサキの村の老漁師
 サキ      タスクの町で出会った若者

ボッシューの家。ウータンが家の中に入ると、サキがいる。

「あれっ、サキ、来てたのか。ボッシューさんは?」
「ジジと一緒に森に出かけたよ。狩りをするんだって」
「ふーん。ところでサキは、これからどうするの?」
「ジジと一緒にミサキの村で暮らすよ。漁師をやって」
「そうか。ジジは優しいから良かったな」
「まあね――ねえ、ウータン。これからぼくといやらしいことする?」
「なんだよ、突然。いやらしいことって何だ?」
「あんたがユーミンとやってること。あんたの子供が欲しいの」
「バ、バカなこと言うなよ!ジジがいるだろう?」
「ジジは好きだけどさ。でもぼくの子供が、あんな短足、寸胴になるのは嫌だな。だからお願い、子造りだけ協力して」
「――」

 ガロン     プランプ族の長老
 エウス     ピザン寺院の高僧
 ホルム     アルルの町の商人
 マリアンヌ   ケインの死んだ恋人
 レッチ     アルルの大富豪

ウータンの夢の中に、カインとハーブが出てくる。

カイン「ウータン、ちょっと過ぎるぞ。少しは控えろ」
ハーブ「そうだ、相手かまわずやりおって。――節操の無い奴だ」
(違うんだ。あれは王さまやサキに頼まれたから――仕方なくやったんだ)
ハーブ「じゃあ本当のところ、ヤルのは嫌いなんだな」
(それは――好きだよ)
カイン「お前、ヤルことしか頭にないのか」
(そんなことないよ。アルメニアの国を良くするため、ユーミンの仕事をしっかりと手伝っているんだから)
ハーブ「でも、ユーミンとは毎晩やってるんだろ」
(いいじゃない。24時間の内、ほんの1時間だけだから)
ケイン「ほんの1時間?ごまかすんじゃないぞ、ウータン。いつも時間延長してるじゃないか」
(――)

 アロイ     アトラスの王子
 ユシアス    アトラスの元近衛兵
 カトリーヌ   ユシアスの妻
 イルス     宿屋の主人
 ハーゲイン   片目の大男
 フヌギ     光の塔の元神官
 ポンタック   アトラスの学者
 ジジ      ハーブの弟

アルメニア城内の庭園。緑の芝生でふたりの幼児が戯れている。椅子にもたれて、子供たちを見守るウータンとユーミン。ウータンは精悍さを増し、第3子をお腹に宿したユーミンは、ふくよかで、どことなくトマ王に似てきている。

「ねえ、ウータン、来月はトマの国に行くんでしょう?」
「ああ――トマの王さまが、2番目の子供の誕生パーティーをやるんで、ぜひとも来てくれと誘われているんだ」
「でも、私は失礼するわ。旅がお腹の子供に障るといけないから」
「ああ、無理をしないほうがいい。ぼくひとりで行ってくるよ。――あ、サキとジジも呼ばれているそうだから、よろしく言っておくよ」
「そう言えば、サキも子供がいるのね。ジジに似て可愛らしいでしょうね」
「うっ――そうだね。可愛らしいと思うよ」
「それにしても不思議だね。トマ王って独身でしょう?どうしてふたりも子供ができたのかしら?」
「――そ、それはどうしてだろうね。
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