(4)秘術の会得

(4)秘術の会得

小休止した後、昌輔はふたたび玉門を抱いた。今度は優しく気持をこめて、ふくよかな肉体を愛撫した。肌は絹のように滑らかで、指の先でとろけるように柔らかい。それでいて、芯のある弾力と張りを持っていた。
愛撫を加えながら、玉門の体をじっくりと観察した。丸みを帯びた肩から胸、ふっくらとした腹、その下の淡い陰りで覆われた恥丘。包皮がめくれて、丸っこい頭をのぞかせる可愛らしい陽物――ピンク色に染まって、童貞のように無垢で穢れがなかった。
その性器をそっと口に含んだ。滑らかで、清潔で、舌触りがいい。玉門のぽっちゃりとした体が、快感に震えだした。
天山の声が聞こえた。
「まだいかせるんじゃない。もう一度、後ろに入れてやれ」

昌輔は玉門をうつ伏せにし、腰を持ち上げた。先ほど侵略されたそこは、熱を帯びて濃いピンク色に染まり、弛みぎみに口を開きかけていた。
怒張した亀頭をあてがい、相手に気遣ってじんわりと挿入した。腸内に残っていた精液が、挿入行為を楽にした。
入り込むと、ふたたび快感の渦にのみこまれた。膨張した肉棒の全長を、温かい肉の襞がぴっちりと押し包み、締めつけ、微妙な蠕動を送ってくる。まさに名門だった。
昌輔は相手を傷つけぬように、ゆっくりと腰を使った。
そのとき「陽蠕棒を使ってみろ」と天山の声が聞こえた。
昌輔は腰の動きを止めると、股を割って、すぼめたり弛めたり菊門の動きを活発にした。男の直腸内に刺し込まれた肉棒が、脈打ち、うねるのが感じられる。
昌輔自身、驚いた。以前は、こんなにうまく出来なかったはずだ。
体内の脈動を感じて、玉門が感に堪えない善がり声をあげだした。
ふたたび玉門の声。「こんどは吸精棒だ」
昌輔は尻をすぼめて、男根が水を吸引するさまをイメージした。
尿道口が開き、なにかが尿道をさかのぼった。かすかに濡れた音がした。とたん、玉門が糸を引くような喘ぎ声をあげた。
(なんてことだ!)
昌輔はわれながら驚いた。いとも簡単に吸精棒ができたのだ。
彼は知覚していた――先ほど、玉門の腸内に放出した精液を、すっかり吸い込んだのを。それと同時に、ふつふつとした精力が股間で煮えたぎるのを感じた。

「どうやら吸精棒を極めたようだな」
満足そうな天山の声がした。「どうして出来るようになったのか、その理由がわかるか?」
「わかりません」
玉門の背後に密着したまま、昌輔は素直に答えた。
「陰術のおかげだ。おまえの菊門は、これまでなんどもマラを咥えてきた。そのたびに弛陰腔を使ったり、締めつけたり、おまえの括約筋は格段の進歩をとげている筈だ。だから吸精棒や陽蠕棒が、やすやすと出来るようになったのだ」
天山は、「よっこらしょ」と太った体で立ち上がった。「その秘術を使える人間は、そうそうこの世の中にはいない。今夜は玉門を相手に、たっぷりと技に磨きをかけなさい」
言ったあと、天山は部屋から出ていった。

その晩、昌輔は、玉門を相手に何度果てたか分からない。精を放出するたびに吸精棒を使って蘇った。
玉門は非常に柔軟な肉体をしていたので、前から、後ろから、横から、あらゆる体位に応えてくれる。その弾力のあるやわらかい肉体を抱いていると、無尽蔵の精力が湧きあがるのを感じた。
いっぽう、玉門は完全に女になりきっていた。昌輔の一突き一突きに甘い喘ぎ声を上げ、ぽっちゃりした体をうねらせて敏感に反応した。
また玉門は深拡喉の名手だった。可愛らしい口が、長さも太さも特大の陽物を根元まで呑みこむさまは、驚異的だった。膨れ上がった亀頭部が舌のうえを滑り、喉の粘膜を押し広げて滑脱する感触は、逆上するような興奮を呼び覚ました。
昌輔も玉門の陰茎を口で慰めてやった。先端部は丸っこく、縮れた包皮でおおわれ、その隙間からピンク色をした坊やが頭をのぞかせている。唇ではさんで薄皮を押し下げ、むきだしの亀頭をつるりと呑みこむ。
かわいらしい男根が、口の中で精を吐き出す瞬間は、妙に感動的だった。小太りの体がピクリと痙攣し、口の中に生温かいものが広がる。トロリとした奇妙な味。不潔感はまったくなかった。

翌朝目覚めたとき、昌輔は鼠径部に鈍痛を覚えた。昨夜は、精のつづく限り交わった。おそらく5回は射精したはずだ。
そっと横を見ると、玉門はまだ眠っている。昌輔に抱かれてあれほど乱れていたのに、今は幼児のように無邪気な寝顔だ。その寝顔を見ていると、急に愛情が募った。
そっと玉門を横向きにした。無毛のぽっちゃりとした太腿のつけ根、やわらかく丸まった肉付きのいい双丘――。そこを押し開くと、ひっそりと息づく小さな菊の紋。
可愛らしい体は、長い年月を経て極上品のバターとワインで、じっくりと練り上げられたような趣があった。肌理の細かい肌は、精妙で精緻をきわめ、艶かしい生き物の芸術品を見ているよう
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