(3)天山の弟

(3)天山の弟

昌輔がウケ修業を始めて半年ほど経った頃、天山が見知らぬ客を連れてきた。どことなく天山に似ているが、少し若かった。年の頃60代半ば、白いイメージのある男で、色白の顔に半白の頭、薄い眉毛と穏やかな目をしていた。背が低く小太りぎみ、形よくふくらんだ腹をしている。
離れの部屋で、天山が男を紹介した。
「わしの弟、玉門だ。今日は彼を抱いてやってくれ」
天山はそう言うと、男に向ってうなずいた。
玉門と呼ばれた男は、好奇心に満ちた目で昌輔を見ていたが、やおら服を脱ぎだした。
ことの急展開に昌輔がポケッとしていると、天山が命令した。
「なにをしている。おまえも服を脱ぎなさい」
男の裸は、日に当たったことがないように色が白く、ふっくらとしていた。半円球の腹が呼吸につれ柔らかく起伏し、恥丘のふくらみは淡い陰毛で覆われていた。包茎の生白い性器が、クワイの塊茎のように可愛らしい。
玉門は布団にうつ伏せになると、脚を開き、尻をかかげた。ぽっちゃりとした豊満な双丘、恥らうような薄紅色に染まった柔らかい谷間、その中心部に皺の寄りそったつぼみが露わに見えた。体毛のない太腿のあいだでは、淡紅色の可愛らしい袋が垂れ下がっている。

「さあ、彼を楽しませてやれ。これを使うんだ」
天山がオイルの小瓶を手渡しながら、命令した。
半年あまりも禁欲していた昌輔は、洋平爺とは違うふっくらとした裸を見て、急激に昂ぶってきた。尻をかかげる男に近寄ると、むきだしの尻の狭間にオイルをたっぷりと垂らした。それから覆い被さって、下腹部を押しつけた。膨れ上がった男根がオイルにまみれ、柔らかい狭間にそって滑った。
玉門が気持ちよさそうに、尻を揺すらせた。
しばらく開かれた谷間の柔らか味を楽しんだ。張り詰めた亀頭が、盛りあがった皺の集合体を行きすぎ、蟻の門渡りをくすぐり、前方にぶら下がる蜜袋を押し上げた。
昌輔の肉棒は、根元からグンと勃起して、これ以上ないほど充血していた。
すっかり準備が整うと、昌輔は怒張した先端部を、柔らかい開口部に当てがった。半年ぶりのタチ役で、極度の興奮に体が震えていた。
彼は握った分身を、ズブリとめりこました。
「うあーあっ!」
玉門がシーツにしがみついて、甲高い悲鳴をあげた。
苦しそうにのたうちだした相手にかまわず、両手で腰をがっちりと押さえつけて、硬直した逸物をゆっくりと沈めていった。

息も止まるような、刺激的な挿入感だった。
男の肛門括約筋は驚くほどの弾力性をもって、すべてを受け入れた。
完全に入り込むと、しびれるような緊迫感に包まれた。しかも温かく、力を奮い立たせるような吸着力をもっている。
昌輔は感動した。
慣れ親しんだ洋平爺とは違う感触だった。玉門の腸壁は、長大な陰茎をすっぽりと受け入れて、その形状に合わせてピッチリと包み込んでいる。
昌輔は情欲の高まりにあわせて、やわらかい窪みを侵しだした。
「うわーあっ――あーあっ――あーあっ」
玉門が苦しそうにうめきだした。
人間の直腸は、肛門からS字結腸の入り口まで20センチほどある。昌輔が弾みをつけて根元まで突き入れると、S字結腸を強く刺激する。
ウケにとって、慣れてくれば気の遠くなるような快感に繋がるが、初めの内は排泄感を覚えて、かえってマイナス効果になる。
しかし昌輔は極度の興奮に、自制心を失っていた。苦しむ玉門にかまわず、一方的に、激しく腰を打ちつけた。豊満な双丘が弾むように下腹部を受止め、男根を締めつける熱い粘膜の管が鮮明に感じとれた。

玉門はうしろを犯されながらシーツにしがみついて、すすり泣くように喘いでいる。
しばらくして、いったん引き抜き、相手を仰向けにして両足を引きあげ、正上位で交わった。この体位だと直腸が屈折するので、ウケはより強い刺激を受けることになる。
案の定、玉門は丸っこい顎をのけ反らせ、苦悶の表情を浮かべている。
その様子が、昌輔の獣欲をますます刺激する。
彼は力強く腰を送り込んだ。
一直線に奥まで突き入れ、えぐるように抽送した。
「はああっ――ううっ、ううんっ――うーんっ」
一突き一突きに合わせ、玉門が苦しそうにうめきだした。
それに構わず昌輔は、じょじょに腰のうねりを大きく、速くした。
動きは、速く、速く――そして、飽和点に達した。
「うっ、うおおーっ!」
火山が噴火するような放出感だった。昌輔は玉門におおいかぶさったまま、しばらくぼう然自失でいた。

天山が厳しい声で言った。
「わしは、玉門を楽しませてやれと言った筈だ」
男の体から引きぬいて振り返ると、天山が厳しい表情で昌輔を見ていた。
「それをなんだ、強姦するようにやって。いいか、洋平を相手にしていたように、優しくやるんだ」
玉門は布団の上で丸まっていた。白い体が、処女を摘み取られたばかりの乙女のように、
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