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(エピローグ)

ぼくたちは乃木坂にあるコスモ本社を訪ねていた。社長の大野賢治は60がらみの男で、いかにも温厚そうな顔つきをしていた。
すでに電話で用件を話していたので、話はスムーズだった。特別室に行って、電子認証パネルで、ぼくが水原家の血を引いていることが確認された。
ぼくは出された必要書類にサインすると、持ってきた印鑑で押印した。
「あっ、それは――」
陽造が印鑑を見て声をあげた。そこで皆の視線に合って、小さくなった。
そのあと今後のことについて、話し合いが持たれた。
ぼくはきっぱりと言った。
「株式の配当は受け取りますが、コスモの運営はこれまで通り、大野さんにお任せします。それからひとつ提案があります。浄土島をリゾート開発されたらどうでしょうか。水原家は全面協力します。今ある屋敷も含めてネ」
そこで陽造のほうを見た。
「担当者のひとりに、この小山陽造を加えてください。たいして役に立たないと思いますが、まあ雑用係にでも」
ぼくはG・Gと顔を見合わせて、ニヤリと笑った。

おしまい

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26/08/12 04:53 神亀

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