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(二) |
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同棲して半年が過ぎたころ、義父は私に対して、すっかり信頼を寄せるようになっていました。食も進み、乏しかった表情も、ときおり笑顔を見せるまでになってきました。
しかし、義父が明るくなるのとは対照的に、私の男色指向は抑えきれないほど、フツフツと煮えたぎっていたのです。 あらがう義父を組み敷いて、豊満な尻の狭間に、欲望に打ち震える肉杭を強引にねじ込む――そんな妄想が、たびたび浮かんできます。 食後のひととき、リビングでテレビを見ているときでした。 少し酒の入った義父は上機嫌で、私に笑いかけて言います。 「シンちゃんは、ぼくの女房みたいだな」 義父の暖かい笑顔を見ていると、私の中で何かが弾けたような気がします。 私は義父の腰に腕を回して、引き寄せながら冗談めかして言いました。 「だったら、お父さん、キスをしてもいいですか」 返事を待たずに顔を寄せ、義父の唇にそっと唇を合わせました。嫌がるかと思いましたが、義父はじっと私の唇を受けています。 柔らかい唇の感触に、ウズウズとした欲望が沸きあがります。よほど義父の寝衣を引き脱がそうかと思いましたが、そこはぐっと我慢します。 顔を離すと、義父は少し顔を赤くして、恥ずかしそうな表情をしています。その表情を見て、これから義父と新たな展開になるのではないかと予感しました。 次の進展は、風呂に入っているときでした。 いつものように義父を立たせて、陰部を洗っていると、いつになく義父の逸物が大きくなって、芯があるのです。シャワーで石鹸を洗い流したあとも、半勃起状態のままです。 「お父さん、チンポが立っていますよ」 私が声をかけると、義父は私の肩に手をついたまま、ああ、と小声で言って恥ずかしそうにしています。その初な仕草に、私はごく自然に義父の逸物を握ると、柔らかく扱いてやります。 「どうですお父さん、気持ちいいですか」 私の問いかけに義父は黙っています。私はすっかり淫らな気分になって、後先考えずに顔を寄せ、皮を剥いた亀頭部を、そっと口に含みました。 「ああっ!」 義父が声を上げ、私の両肩をギュッと掴みます。その声を気持ち良さからだと勝手に解釈して、私は舌を使ってなめらかな逸物を味わいました。 初めて義父と性的な関係をもったひとときでした。 義父が拒否的な反応をみせないのをいいことに、それ以来、折に触れ、義父とキスをしたり、義父の性器を口に含んだりするようになりました。 私にとっては大発展でしたが、反面、何となくしっくりとこないものを感じていました。 義父の様子を見ていますと、秘めた男色行為をしていると言うよりは、無邪気な親子ごっこをしているような気がします。それに、義父はいつも素直に私の行為を受け止めていますが、自分の意志は表に出しません。 性愛は、お互いの意思が働いて、初めて至高の悦びを得ることができます。私は義父も自ら求めて、ふたりが一体となって、悦び悶える姿を夢見ていました。 その準備作業として、直腸を洗浄したり、指を挿入してアナルアップの作業をしたりしてきました。義父もすっかり慣れて、気持ち良さそうな表情を浮かべるまでになっています。 それでも私は、義父を犯す、という一線を越えることができませんでした。 義父の拒絶にあったとき、強引に自分の意思を押し通す自信はありませんし、なにより、義父の信頼を失うことが怖かったのです。 義父がひとつの節目、80歳の誕生日を迎えた頃でした。私はゴルフ仲間のひとりと、より親密な関係になりつつありました。 仮にセンちゃんとします。ちゃん付けで呼んでいますが、私より7つ年上で、彼の車に便乗してゴルフ場に行くことが増えて、私たちは急接近していました。 それが義父に関わってきたのは、センちゃんと10日間の海外旅行に出かけたときでした。この旅行中に、私とセンちゃんは、初めて男同士の関係を結んだのです。それまでお互いに隠していましたが、すでにセンちゃんも男色経験者だったことが分かりました。 旅先から帰国して、空港近くに預けてあったセンちゃんの車に乗って帰る途中、女房に電話を入れました。 「父さんはどうしている?」 義父のことを訊くと、女房はこともなげに言います。 「特にどうということはないわ。毎日電話したけど、ちゃんと電話に出てくるから」 「電話に出る?おれのいない間、家に引き取るんじゃなかったのか?」 「父の方で嫌がったのよ――ひとりでも大丈夫だって。それにどっちみち、うちに引き取っても、日中は私もいないし」 「そうか――。じゃあ、先に父さんの所に寄ってみる」 「そうしてあげて。電話のたびに、お父さん、うるさかったのよ。シンちゃんはまだ戻って来ないのかって。よほど、あなたが気に入ってるのね」 女房の話を聞いた後、センちゃんの車で義父のマンションまで送ってもらいました。驚いたことに、義父はマンションの前にあるバス停の所で私を待っていました。その横に初老の管理人がいて、二人は穏やかな顔でこちらを見ています。 私は車から荷物を下ろして、センちゃんに別れを告げました。それから、管理人に頭を下げて、そのあと義父に声をかけました。 「お父さん、私を待っていたのですか?」 「――ああ、娘から電話があった」 私が女房に電話をしたのは、1時間ほど前です。いったい義父は、どのくらい前から私を待っていたのでしょうか? そのとき管理人が、「じゃあ、私はこれで」と言って、管理人室に引き上げて行きました。どうやら、一人きりでバス停の前に立つ義父を心配して、話し相手になっていたようです。 荷物を部屋に運び込むと、私は改めて義父に言いました。 「お父さん、ただ今戻りました。元気にしていましたか」 私を見る義父の顔が、少し歪んだと思ったとたん、義父は私の胸にしがみついてきました。 えっ?――私に対する義父の思いの強さに、少し驚きました。 私は嬉しくなって、義父のやわらかい身体を受けとめ、その後頭部を撫でながら、話しかけます。 「お父さん――ひとりで寂しかったのですか」 義父は何も言わずに、なおの事しがみついてきます。急に義父が愛おしくなって、頬にそっと唇を押し付けました。 その時、義父が顔を上げて、キスを求めてきました。温和な瞳に、涙が滲んでいます。 初めて義父のほうから意志表示をしたのです。私は義父の体をしっかりと抱き締め、情感を込めて口づけをしてやりました。思い切って舌を絡ませましたが、義父はなんの躊躇もなく、私の舌を吸いました。 その日は、義父を連れて私の自宅に戻り、孫たちへの土産を女房に渡したあと、3人で外出して近くのレストランに行きました。 食事の間、女房はあれこれと話しかけますが、義父は私と二人きりのときほど、話に乗ってきません。 食事が終わると、義父は私に向かって、「早く帰ろう」と急かします。私は仕方なく、久しぶりに会った女房と別れて、義父をマンションに連れ帰りました。 |
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18/06/20 07:57 神亀
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