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尾瀬行
この短編小説は、もう7、8年ほど前になりますか、わたしのインターネット上の処女作です。
それまで雑誌『豊漫』に寄稿していたわたしは、豊漫の休誌によって、自分の作品を発表する場を失っていました。そんなとき、インターネット上で『でんでん虫』に行き当たり、当サイトの管理人さんの了解を得て、掲載していただくことになったのです。
そのときインターネットの長所を知りました。書籍のように作者からの一方通行の情報ではなく、読者からの感想も返ってきたのです。反応は好意的で、いたく感激した記憶があります。またその縁で、お付き合いを始めた方もいました。
いま読み返してみますと、電子画面上で読みやすくするため、文章の配置に気を配った形跡がうかがえます。それだけ気合が入っていたのでしょう。